日本の教育に対する考え方はこんなにズレている【現状認識編】
今回は、まじめに教育の話。
現状認識編と提案編に分けます。
外国で子供を日本人として育てるのは日本でのそれより、やりやすい面と大変な面がハッキリしてる。
日本の教育の現状と、わいの息子が通うアングロサクソン系英語圏の小学校を見て、アングロサクソン系白人たちのの教育に対する考え方を比較。
これからの日本が向うべき方向性を考えてみる。今回は現状認識編です。
武田先生が下記の番組で現在の日本における教育について、わかりやすくぶった切ってくれた。
まず、武田先生の言を借りて日本の教育の現状を認識してみる。
DHCシアターYouTube 公式放送 11/16(月)〜武田邦彦・半井小絵・居島一平〜【虎ノ門ニュース 8時入り!】
横軸の能力は、右に行くほど低くなる。
縦軸の達成度は、上に行くほど高くなる。
教育というのは、その人の能力を上げることなので、教育前と書かれた右肩下がりの斜め線上にいる人々を対象に行う。
教育前線の一番左にいる人は、達成度も高く能力も高い。
一番右にいる人は、達成度も能力も低い。
DHCシアターYouTube 公式放送 11/16(月)〜武田邦彦・半井小絵・居島一平〜【虎ノ門ニュース 8時入り!】
これに対して、現在の日本の教育では、合格ラインを赤い水平線上に引く。
これはひどいでしょう。
だって、ピアノでも何でも合格ラインより上にいる人は、何もせんでいいということ。
一方、教育前線の一番右にいる人は、合格ラインまで遠い。もちろん落ちこぼれる。
だから現在の教育は落ちこぼれることを前提にやっている。
この教育は、どうして必要だったかというと日本が開発途上国で明治時代で、各国と戦わなければならなかった。要するに国民の全体的な質を合格ラインにそろえる必要があった。
と武田先生は言う。
本来あるべき合格ラインは、教育前線の上方に位置する教育後線だとする。
つまりピアノがうまい人は、もっとうまくなる。
下手な人も、以前よりはうまくなる。
本来あるべき合格ラインは、その分野において、もともと才能のある人の場合、達成度目標を遠くしなければならない。もちろんそれが可能だから。
それで武田先生は、この考え方で実際に8000人の学生に対して教育を実施してきたそうだ。
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本人の能力から見てどのくらい進んだかによって合格を決める。つまり固定的な合格ラインを決めない。
本人が伸びたかどうかによって決める。どうしてかというと。本人のための勉強だから。
国家のための勉強ならば、合格ラインは水平の固定ラインになる。採点する方も楽ちんや。
武田先生は自分の生徒で実験してしまうところが、いい感じや。
確かに本人のための勉強ならば、あらかじめ定められた合格ラインを意識せずに取り組む事ができるため、学生は幅広い分野に挑戦し、自分の適性を早期に知る事に繋がるかもしれない。
学校で勉強をしながら自分探しができる教育システムかもな。
武田先生曰く。
教育の基本というのは(他人より)能力があるから偉いという認識をなくすということなんですね。人間ていうのは生きてるだけで素晴らしい。この意識を教育を受けた人が持つということが大切。
とりあえず、日本の教育の現状認識はここまで。
次回は、わいの子供が通うアングロサクソン系白人メインの小学校の話も入れながら、武田先生の方法と組み合わせて、日本の教育の未来と家庭内教育のことについて考えてみます。
教育の話題は、1:10:54からやけど、全体的にお勧めやで。
DHCシアターYouTube 公式放送 11/16(月)〜武田邦彦・半井小絵・居島一平〜【虎ノ門ニュース 8時入り!】